ギターの種類
・基礎知識

ピックアップはネック側をフロント、ブリッジ側をリアという。
フロントピックアップは深い音(低域から高域まで幅広い音)が出て、
リアピックアップは低域の少ないシャリシャリした音が出る。
ネックとボディのつなぎ方は3種類。多くはネジ止めの「ボルトオン」。
形を合わせて削った溝をはめるように接着した「セットネック」と
ネックがボディの下端までつながっている「スルーネック」がある。
セットネックやスルーネックは弦が良く振動するが、ネックの補修は
ギター1台買えるくらいの代金がかかる。

・ストラトキャスター

シングルコイルピックアップを3つ持ち、トレモロアーム付きブリッジのギター。
アーミングにより音程を下げる効果を出せる。
3つ付いているツマミは弦に近い側からマスターボリューム、フロントトーン、
センタートーンで、リアピックアップのトーンは無いタイプがほとんど。
ピックアップの切り替えスイッチは通常 F、F+C、C、C+R、R の5ポジション。
シングルコイルの素直な音で、リードギターからカッティングまで様々なシーンで
活躍しているエレキギターの基本形。
欠点としては、アームが付いているためにチューニングが合わせにくく狂いやすい
事が挙げられる。これを解決するために、ヘッド側にロックをしてブリッジ側で
微調節ができるようにしてあるものもある。
弦の長さはロングスケール(25.5インチ・648mm)が一般的。
◆ストラトキャスターの有名メーカー
Fender(フェンダー)
Fender Japan(フェンダージャパン)

・テレキャスター

シングルコイルピックアップを2つ持つギター。音はストラトキャスターに近いが、
トレモロアームを持たないものがほとんど。サイドギターのカッティングで使う
アーティストが多いが、ソロパートでも使える万能タイプ。
ボリュームとトーンを1つずつ持ち、ピックアップごとのトーンコントロールができない
タイプがほとんど。
弦の長さはロングスケール(25.5インチ・648mm)が一般的。
◆テレキャスターの有名メーカー
Fender(フェンダー)
Fender Japan(フェンダージャパン)

・レスポール

ハムバッカーピックアップを2つ持つギター。迫力のある音で、大きく歪ませた音で
使うアーティストが多い。ハムバッカーについてはピックアップの項を参照。
ピックアップごとにボリュームとトーンで4つのツマミがあるものが多い。
弦の長さはミディアムスケール(24.75インチ・628mm) が一般的。
◆レスポールの有名メーカー
Gibson(ギブソン)
ESP(NavigatorやEdwardsなど)

・その他のギター
ストラトキャスターをモデルに、フロントとリアにハムバッカー、センターにシングルコイル
など、複合的な設計をしているギターが多く存在する。切り替えによってクリーンな音から
歪んだ音までどんな弾き方にも合わせられるものが多い。